減酒外来このページを印刷する - 減酒外来

~お酒を減らしたい方~

WHO(世界保健機関)が示している「多量飲酒」の定義は、「1日平均60グラム以上の飲酒」です。
「60グラムのアルコール」は、ビールなら500mlを3本、焼酎なら300ml、日本酒なら約3合です。
意外と少ないと思われるでしょう?
毎日平均してこれ以上飲んでいる方は、お酒を減らした方が良いようです。

肝機能の問題が出ている、
お酒で何度か失敗した、
家族や友人からお酒の量を減らすよう言われた、
自分でお酒を減らそうとやってみたけどうまくいかない。
このような方に、当院では酒を減らすお手伝いをします。
お手伝いの方法として、(1)お薬を出す、(2)カウンセリングがあります。

お薬

セリンクロ(一般名:ナルメフェン)
2019年3月、減酒を目的とした薬(セリンクロ)が国内で使えるようになりました。
アルコールを飲む1~2時間前に服用することで、アルコールを飲む量を減らす効果があります。

カウンセリング

飲酒日記
お薬とあわせて、医師または心理師によるカウンセリングをおこないます。
アルコールの影響をふり返り、減酒の目標を立てること
飲酒日記をつけ、毎日の量を確認していくことが中心になります。

※医師の診断により、減酒で難しい場合は断酒をお勧めする場合があります。