共通評価項目の信頼性と妥当性に関する研究
医療観察法制度では、治療必要性や治療の進展を測る尺度として「共通評価項目」が鑑定・入院・通院の局面で一貫して全国で用いることが定められています。 ここでは、当院職員が2009年から継続的に関わっている、共通評価項目の信頼性と妥当性に関する研究について、その資料を提供します。
経過
2009~2011年度:厚生労働科学研究中島班 来住・村上分担班(入院班)の一部として実施
2013~2015年度:厚生労働科学研究 【若手育成型】壁屋班として実施中
経過
2009~2011年度:厚生労働科学研究中島班 来住・村上分担班(入院班)の一部として実施
2013~2015年度:厚生労働科学研究 【若手育成型】壁屋班として実施中
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- 医療観察法指定医療機関ネットワークによる共通評価項目の信頼性と妥当性に関する研究(平成25年度総括研究報告書)
厚生労働科学研究 【若手育成型】壁屋班による2013年度の報告書
通院移行後の問題行動等の予測妥当性研究をまとめている - 共通評価項目の信頼性と妥当性に関する研究 結果一覧
2009年に開始した信頼性と妥当性に関する一連の研究の結果を表にまとめたもの - 司法精神医学会2014講演「リスクアセスメントと共通評価項目の現在と未来」
【お詫び】2014年5月16日に沖縄にて開催された第10回日本司法精神医学会にて壁屋が講演した内容に、解析上の重大な誤りがありましたことをご報告させて頂きます。
スライドP.67~72に掲載しております、AUCの値
①通院移行後3年以内の暴力の予測 (研究(19)~退院後の暴力の予測)17項目合計によるROC曲線
②通院移行後3年以内の暴力
③2年間追跡できたサンプルでの暴力
の予測のAUCをそれぞれ①AUC=.673、②AUC=.799、③AUC=.766とお伝えしておりましたが、解析途中で誤りがあり、正しくは①AUC=.669、②AUC=.781、③AUC=.741でした。上のリンクからダウンロードした頂けるスライドの値が修正されたものです。
誤った報告をしてしまったことを謹んでお詫び申し上げます。